くり

くり
I
くり【刳り】
くること。 また, くった部分。

「襟の~」

II
くり【庫裏・庫裡】
〔「く」は呉音〕
(1)寺院の台所にあたる建物。 庫院。 庫堂(クドウ)。
(2)住職や家族の住む所。
III
くり【栗】
ブナ科の落葉高木。 山中に生え, また果樹として栽植。 雌雄同株。 葉は狭長楕円形。 六月頃, 数個の雌花と黄白色の雄花穂をつけ, 秋, いがに包まれた果実は食用。 材は重硬で, 腐りにくく建築土台・枕木・家具用。 ﹝季﹞秋。 《古寺や~を埋けたる縁の下/鬼貫》
〔「栗の花」は ﹝季﹞夏。 《日高きに宿もとめ得つ~の花/虚子》〕
IV
くり【涅】
(1)水の底によどんだ黒い土。 黒色の染料として用いる。 [和名抄]
(2)「涅色(クリイロ)」の略。 [新撰字鏡]
V
くり【繰り】
〔動詞「繰る」の連用形から〕
(1)察し。 勘繰り。

「きやつは~の早い女ぢやによつて/狂言・花子(三百番集本)」

(2)謡曲で, 最も高い音階の名。 また, その音を含む小段。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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